投手

“ストレートの平均球速が 140km/h 台前半で制球の定まらない投手” が2軍で再調整になるのは止む無し

オープン戦の連敗が続く阪神タイガースですが、中継ぎ投手陣の入れ替えを報じる記事が出ています。 2軍での再調整が有力視されているのは岩貞、椎葉、浜地の3投手。先頭打者に四球を出したことが理由とされていますが、それだけが理由ではないでしょう。 い…

岡田監督が率いる阪神タイガースの展望(2024年):投手陣

球団史上初の連覇を目指す阪神タイガースの2024年シーズンの展望。 投手陣は「全体的にハイレベル」と目されるため、個々の投手が「飛躍と復活」を遂げることで強力投手陣を維持することができるかが鍵になるでしょう。

ビーズリーの右肩コンディション不良での離脱は痛手だが、浜地と髙橋遥人の回復が順調なのは朗報

沖縄で2024年シーズンに向けた春季キャンプを行っている阪神タイガースですが、「ビーズリーが右肩コンディション不良で1軍から離脱する」と岡田監督が表明しました。 1軍戦力としてカウントしていた(であろう)ビーズリーの離脱は痛手でしょう。 ただ、昨…

及川の先発挑戦は大賛成だけど、新たに習得すべき球種は『カット』ではなく『チェンジアップ』だと思う

阪神の及川が先発に挑戦するとスポニチが報じています。 桐敷や及川は「長いイニングを投げれるポテンシャルを持った若手投手」ですから、先発投手に挑戦させることは大賛成です。 ただ、及川に関しては先発投手として結果を残すために有効な球種は『カット…

プロ2度目の先発を終えた富田蓮(ドラ6ルーキー)が得た収穫と課題

甲子園での2023年レギュラーシーズン最終戦に先発して5回5失点だった富田蓮は「1軍での洗い出しができた試合」と言えるでしょう。 昨年のドラフト6位で入団した富田は高卒社会人投手。西純矢や及川と同学年で進学していれば大学4年生の年齢です。 その年齢の…

カープとの首位攻防3連戦での最大の収穫は「大竹がストレートの球威を復活させたこと」

9月8日から甲子園で行われた阪神対広島の3連戦は阪神が3連勝で優勝へのマジックを一気に5まで減らしました。この3連戦での収穫は「大竹のストレートに球威が戻ったこと」でしょう。 阪神 OB の藤川球児氏は「極端な配球」と評論していますが、大竹と坂本のバ…

及川を「菊池雄星のようなエース」に育てたいのか「松井裕樹のようなクローザー」に育てたいのかが見えて来ない

阪神の及川が7月26日の公示で1軍登録を抹消されました。 交流戦の終盤で投球フォームが崩れて打ち込まれて抹消となり、“復調していない状態” で7月5日に緊急再昇格をさせていたのですから今回の抹消は止むを得ません。 しかし、今回の抹消を招いた原因は首脳…

今季2度目の2試合連続での早いイニングでの降板をした西勇輝に岡田監督の堪忍袋の緒が切れる

7月4日の広島戦で3回6失点で KO された西勇輝に岡田監督の堪忍袋の緒が切れました。 安定感を武器にする投手が KO される試合はあります。しかし、2試合連続 KO となれば話は別ですし、(シーズン前半戦での)今季2度目の2試合連続 KO となれば擁護は難しく…

先発した直近2試合10イニングで3奪三振に終わった才木をリフレッシュ目的で抹消するのは “あり”

7月3日付の NPB 公示で阪神は先発の才木を抹消しました。才木は直近の先発2登板が本来の投球内容からは遠かったため、リフレッシュ目的での抹消は “あり” でしょう。 才木の代役は2日(日)にファームで先発していた青柳になると思われます。

右打者のインコースに要求された “沈む速球” を投げ切れていない加治屋に「ファームでの修正期間」を与えるべき

巨人 2x-1 阪神: 9回戦・2023年6月30日、東京ドーム 加治屋が伏兵の岸田に手痛いサヨナラホームランを浴びて阪神は 2-1 で敗れました。 打たれたボールは「アウトコースの高めに浮いたカットボール」ですから『結果論』による批判は止むを得ません。どれだ…

青柳のように投手三冠に輝くための課題が示された村上頌樹

4-1 で敗れた6月6日の楽天との交流戦で阪神が手にした数少ない収穫の1つが「先発の村上頌樹が8回4失点で完投したこと」でしょう。 チーム事情を踏まえると完投は大きな貢献です。その一方で “さらに上のレベルを目指して欲しい村上” には課題が示された試合…

梅野が得意とするパワーピッチャーのリードと課題

6月4日のロッテ戦(交流戦)で9回を101球で完封した才木浩人の好投は「梅野のリード」をなしには語れないでしょう。金村暁氏が論評しているとおりの素晴らしいバッテリーでした。 しかし、翌5日は “才木と同じ特長を持つ桐敷” が5回途中で KO されて課題が示…

西武との交流戦に先発した伊藤将司の出来は「被安打11を許した5月4日の中日戦」と同じぐらい悪かった

6月1日に行われた西武との交流戦に先発した伊藤将司は5回4失点で試合を作れず、敗戦投手となりました。 先発投手をしていれば、内容が思わしくない “バッド・デー” に遭遇することはあります。1日の西武戦で失点を喫した理由は明らかなのですから、次回登板…

“打ち直しの本塁打” を被弾した西勇輝に勝ちが付かんで良かったわ

西勇輝が敗戦投手になって良かったわ。栗山巧に完璧な “打ち直しの本塁打” を許したんやもん。 /Mr.レオの一撃\栗山巧が痛烈なライナーで今シーズン第1号ホームランチームを勢いつける一発になるか⚾プロ野球(2023/5/31)西武×阪神Live on DAZN#DAZNプロ野球…

西純矢の中継ぎ配置転換が『配置ガチャ』なら不調の期間が長くなるだけ

岡田監督が西純矢を中継ぎで起用する考えだと日刊スポーツなどが報じています。 西純矢が先発した4試合で結果が伴わなかったことは事実です。しかし、今シーズンは “オープン戦も含めて” 打ち込まれた試合でバッテリーを組んだのは全て梅野でした。 一方で坂…

石井大智の腰痛での離脱は痛手だし、7人でブルペン陣を担うのが「先を見据えた采配」だとは思えない

5月11日のヤクルト戦でプロ初勝利をあげた石井大智が「腰痛」を理由に翌日・5月12日付で出場選手登録を抹消されました。 勝ちパターンを任されていたセットアッパーの離脱は痛手です。 ただ、雨天中止などの影響で9月と10月に連戦が組まれることを考えると「…

富田蓮の先発調整は良い取り組み

2022年のドラフト6位指名で阪神に加わった富田蓮が先発調整を理由に1軍登録を5月7日付で抹消されました。 「富田が1軍の先発投手として通用するか」は先発起用をしないことには分からない部分もあります。 富田自身が先発を希望していましたし、シーズン全体…

梅野が求め続けた【外の出し入れを中心にしたリード】を断念して試合中に立ち直った青柳

5月2日の阪神対中日戦(4回戦)に中10日で先発した青柳は初回に3失点を喫するも2回以降は立ち直り、6回103球で3失点と QS を記録しました。 2回以降は前回登板時(や5月2日の試合の初回)とは配球がガラリと変わっています。これが復調の要因でしょう。 【組…

村上頌樹の投球スタイルは中日の柳裕也

開幕前は秋山と先発6番手の座を懸けて争っていた村上頌樹が2度の先発で17回を無失点と衝撃を与えています。 バッテリーを組んだ坂本誠志郎は「村上が打たれない要因」を3つあげていますが、村上の投球スタイルは中日の柳裕也でしょう。 2021年の柳に匹敵する…

開幕3連勝は良かったけど、開幕から3連投させるのはアカン

阪神は2021年以来となる開幕3連勝を達成しました。最高のスタートダッシュを決めたと言えるでしょう。 ただ、その一方で岩崎に開幕戦から3連投を強いるなど投手起用は懸念材料です。 2戦目が延長12回まで突入したとは言え、この投手起用を続けると勝ちパター…

開幕2戦目の先発は秋山に託して良いのでは?

伊藤将司が左肩の負傷で4月1日に行われる開幕2戦目の先発投手が不在となってしまった阪神ですが、1週間前の3月25日のオープン戦に先発した秋山が4回を62球で無失点と試合を作りました。 「ストレートのコントロール」は改善の余地があるものの、球威や粘りは…

才木は「追い込んでからのピッチング」が勿体なかった

3月19日に行われたヤクルトとのオープン戦に先発登板した才木は5回3失点と「今ひとつ」の投球内容でした。 結果が伴わなかった理由は「ストライク先行で打者を追い込んだにも関わらず、決め球が甘くなってしまったから」でしょう。この点の修正が開幕までの…

2023年の石井大智には「年俸の大幅増」を勝ち取れるブレイクを期待

プロ3年目を迎える石井大智がオープン戦で結果を残し、勝ちパターン入りへのアピールを続けています。 プロ入り後はストレートの質が年々向上している様子が伺えることが成長の理由でしょう。今シーズンのオフには「年俸倍増」を余裕で勝ち取れるほどのブレ…

岡田監督の阪神の展望(2023年):投手編

岡田彰布監督が復帰した阪神タイガースの2023年の展望。 投手陣は昨年よりも数値を悪化させるでしょう。これは監督采配が悪いのではなく、2022年シーズンが良すぎたことが理由です。 なので矢野監督が続投していたとしても “投手陣全体の成績” は悪化したと…