寸評
2025年の日本シリーズは “打線が機能したソフトバンク” が4勝1敗で栄冠に輝きました。明暗を分けたのは『球団の打撃方針と保有設備』でしょう。 ホークスは首脳陣が「阪神投手陣の『速くて強いストレート』を打ち返せ」と発破をかけることが可能でしたし、昨…
2025年の日本シリーズは初戦を落としたソフトバンクが4連勝で制しました。 阪神にとって誤算だったのは5試合で8得点と “打線が” 沈黙したこと。ただ、2025年シーズンに関しては「止むを得ない事情」があったことも事実です。
2025年の日本シリーズ第2戦は1回裏の4番・近藤の打席以降は「見る価値なし」の状態でした。 理由は「球審の有隅が3番・柳町の打席での投球判定で試合結果を左右する誤審」をしたから。あの誤審で『第2戦のモメンタム』はソフトバンクに移行する結果となりま…
2025年シーズン最後の伝統の一戦は巨人が 11x-10 で制し、阪神の先発・髙橋遥人は2試合連続で打ち込まれました。 『ケイ対策』を転用した巨人打線が「髙橋遥人の攻略に成功」したのです。“巨人キラー” のイメージとは異なる現実に直面していることを受け入れ…
就任1年目の藤川監督が率いる阪神タイガースが策定した『的確なシーズン戦略』を『抜群のマネジメント力』で遂行して最速優勝を果たしました。 岡田彰布オーナー付顧問は優勝決定後も「他球団が佐藤輝明への死球覚悟の厳しいインコース攻めをしなかったこと…
8月15日に行われた巨人対阪神の19回戦は4点リードの阪神が2本のホームランを浴びて逆転負けを喫してしまいました。 敗因は「勝負球の選択が裏目に出たこと」でしょう。『続け球のリスクを軽視した代償』を「逆転負け」の形で支払うことになったからです。
6月10日の西武戦から阪神タイガースは5試合連続で逆転負けを喫する泥沼状態です。 敗因は「アクシデントによる石井大智離脱のダメージコントロールに失敗していること」なのですが、根本的な原因は「ブルペン陣のリスクマネジメントが手一杯の状況で打つ手が…
デイリースポーツの評論家・西山秀二氏(元・広島、巨人)が「門別とバッテリーを組んだ坂本のリードが気になった」とネガティブな評価を下しています。 4月30日の中日戦 “だけ” を結果論で評論すれば当然の結論ですが、「1週間前の先発登板との違い」に言及…
藤川監督が就任した阪神タイガースは11月17日で2024年の秋季キャンプを終えました。 “復帰した岡田監督” は「過去の采配」が比較対象でしたが、“新人監督の藤川監督” にはそれが存在しません。 したがって、経営などで用いられている『クラウセヴィッツの戦…
10月12日に行われた 2024 クライマックスシリーズ・セのファーストステージ第1戦は “データどおり” の試合内容で DeNA が 3-1 で阪神に先勝しました。 「データを軽視した代償を払うことになった試合」と言わざるを得ません。
8月17日に行われた中日対阪神の20回戦で9回裏に追い付かれた守備に対し、岡田監督は佐藤輝明だけを批判しています。 しかし、これは中日の大西崇之3塁ベースコーチによる “反則スレスレの行為” を讃えるべきでしょう。 /土壇場の大仕事\代打 #福永裕基 の…
5月29日と30日に甲子園で行われた阪神対日本ハムの交流戦はファイターズの2連勝に終わりました。 30日の試合は「監督が相手先発投手のデータを踏まえた打線を組んだか」が勝敗の分かれ目になったと言わざるを得ないでしょう。データどおりの結果が出たからで…
5月14日に豊橋市民球場で行われた中日対阪神の7回戦は1点リードの8回裏に守備が乱れた阪神が 4-2 で敗れました。 最後にエラーをした佐藤輝明が戦犯としてバッシングされるでしょうが、チームがその前に墓穴を掘っていたのです。「継投ミス」や「守備位置の…
5月7日と8日に甲子園で行われた阪神対広島の2連戦は2試合で1得点しか奪えなかった阪神が2連敗を喫しました。 “打線全体が” 不調だったのですが、その中でも3番に起用したノイジーが2試合3併殺で攻撃に水を差したことが響きました。 これは「首脳陣の責任でも…
4月19日に行われた阪神対中日の4回戦は 7-0 で阪神が快勝しました。 1週間前にも対戦した顔合わせだったため、『対・青柳』を見据えて先発ローテーションを再編した中日を返り討ちにしたことはポジティブ材料です。 しかし、門別を19日の試合で登板させる必…
阪神 0-1 広島:3回戦(甲子園・2024年4月11日) 阪神対広島の3回戦は好投した先発投手の後を引き継いだ2番手投手で明暗が分かれた試合でした。 明暗が分かれた理由は「配球」でしょう。2番手投手はどちらも「150km/h 台後半のストレートを投げられる投手」…
阪神は開幕2カードともに負け越しとなり、借金2で3カード目のヤクルトとの3連戦を迎えることになりました。 岡田監督は「想定外」と嘆いていますが、これはクリーンナップを任された3選手が “3選手ともに” ブレーキという状況が続いているからです。 打線の…
東京ドームで行われた巨人との開幕カードの3連戦は阪神の1勝2敗でした。 初戦と2戦目は完封負け。3戦目も7回まで無得点であり、「打線が機能するか」が今後の鍵であることは否定しようがないと思います。
2023年の日本シリーズは4勝3敗で競り勝った阪神が日本一の称号を手にしました。 このシリーズは「出場した両チームの選手が抜群の修正能力を見せ付けたシリーズ」と言えるでしょう。 相手の先発投手に1度目の対戦で沈黙させられた打線は「2度目の対戦では KO…
2023年の日本シリーズ第6戦はオリックスが 5-1 で勝利し、両チームが3勝3敗・23得点23失点で第7戦を迎えることになりました。 岡田監督は第6戦での自身の采配を「勝負に行ってんねん」と記者団に主張していますが、実態は「継投に踏み切る覚悟がなかっただけ…
日本シリーズの第4戦と第5戦は “拙攻で試合を決め切れなかったオリックス” を土壇場で巻き返した阪神が2連勝で一気に日本一へ王手をかけました。 これらの2試合は「中嶋監督の継投策(や作戦)」が微妙だったことは否めません。 「攻撃は最大の防御」と言え…
2023年のセ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージはレギュラーシーズンを首位で終えた阪神が3連勝で地力を見せつけ、日本シリーズに駒を進めました。 涙を吞む結果となった広島と順当に勝ち上がった阪神との差は「1軍野手陣の『層の厚さ』と…
2023年のクライマックスシリーズ・ファイナルステージは阪神が 4-1 で先勝しました。 この試合ではレギュラーシーズンとは打って変わって『初球からの積極的なスイング』を仕掛けた阪神に軍配が上がったものの、打線としての修正点が露呈したことも事実です。…
広島 3-9 阪神:23回戦(マツダ・2023年9月16日) 阪神打線の状態の良さが示された広島戦(23回戦)でしたが、その一方でマツダスタジアムのグラウンドコンディションに翻弄されて4失策を記録した試合でもありました。 「優勝を決めた後の試合だったのでエラ…
9月6日に行われた中日対阪神の22回戦は “スミ1” で阪神が勝利しましたが、岡田監督はバントミスや走塁ミスの不満を口にしています。 走塁ミスに関しては「森下の打球判断ミス」によるものでしょう。 自らの先制タイムリーで卒なく2塁到達していた走塁技術を…
阪神 2-3 DeNA:21回戦(甲子園・2023年8月29日) 8月29日に甲子園で行われた阪神対 DeNA 戦(21回戦)は土壇場で阪神の守護神・岩崎に2本の本塁打を浴びせた DeNA に軍配が上がりました。 この試合では本調子とは言えない投球内容が続いていた両先発投手の…
巨人 6-9 阪神:19回戦(東京ドーム・2023年8月26日) 8月26日に行われた巨人対阪神の19回戦は両チームの投手が与四球14・与死球2と荒れたものの打撃戦を制した阪神に軍配が上がりました。 阪神は中継ぎとしてフル回転中の桐敷が「中継ぎ転向後の初失点」を…
阪神が横浜スタジアムでの連敗を13で止めました。 この試合ではベイスターズが4失策を記録したことで「守備力の差」がクローズアップされていますが、最大のミスは「三浦監督の継投ミス」でしょう。 1点リードの8回表に “右打者の被打率が3割の伊勢” を投入…
中日 3-1 阪神:17回戦(バンテリン・2023年8月2日) 中日の先発メヒアが3回で降板するアクシデントがあったものの、阪神は 1-1 の同点の状況から1歩前に出ることができずに惜敗を喫しました。 その原因が「わずか4安打に終わった打線」にあることは明らかで…
7月4日からマツダスタジアムで行われた広島対阪神の3連戦(10回戦〜12回戦)は2勝1敗でカープがゲーム差を詰めることに成功しました。 初戦は別にすると、2試合目と3試合目は「伏兵の一発」が試合を左右する要因になりました。両チームの戦力は拮抗している…