沖縄で2024年シーズンに向けた春季キャンプを行っている阪神タイガースですが、「ビーズリーが右肩コンディション不良で1軍から離脱する」と岡田監督が表明しました。
1軍戦力としてカウントしていた(であろう)ビーズリーの離脱は痛手でしょう。
ただ、昨秋に右肩のコンディション不良で離脱していた浜地は紅白戦に登板して復調をアピールしています。また、髙橋遥人はブルペン入りをしているため、ビーズリーの復帰を待てることがプラスになるはずです。
キャンプが進むにつれて各球団から離脱者が報告されています。
「離脱者ゼロ」が理想ですが、それが目標になって負傷を伏せて状態が悪化しては本末転倒です。そのため、軽微な段階で治療に踏み切ったことはポジティブに捉える必要があるでしょう。
ビーズリーは2023年の日本シリーズでは「第2先発」の位置付けで登板。『先発』と『中継ぎ』のどちらでも起用できる目処が立っていました。
“首脳陣から見て使い勝手の良い投手” が離脱を強いられたのですから、チームにとっては痛手と言わざるを得ません。
その一方で右肩のコンディション不良で昨秋のキャンプで投げれなかった浜地が紅白戦に登板。育成契約となった髙橋遥人はブルペンでの投球を本格化と復活に向けたプロセスを順調に経ています。
昨シーズンの終盤戦は離脱していたセットアッパーと先発が「復活に向けて状態を順調に高めている」のですから、ビーズリーに復帰を急がせる必要は全くないと言えるでしょう。
ビーズリーが「ずっと離脱したまま」だと問題ですが、「リハビリは順調」であれば困るような投手陣ではないことが阪神の強みです。
“質の高い投手” を豊富に擁している『量』を上手く活かした起用でシーズンを乗り切って欲しいと思います。