2025-01-01から1年間の記事一覧

日本シリーズ2025 : ソフトバンク打線が阪神投手陣の “速くて強いストレート” を弾き返せた理由

2025年の日本シリーズは “打線が機能したソフトバンク” が4勝1敗で栄冠に輝きました。明暗を分けたのは『球団の打撃方針と保有設備』でしょう。 ホークスは首脳陣が「阪神投手陣の『速くて強いストレート』を打ち返せ」と発破をかけることが可能でしたし、昨…

日本シリーズ2025 : 阪神打線の脅威が “本家本元” にもそのまま通用するという皮算用

2025年の日本シリーズは初戦を落としたソフトバンクが4連勝で制しました。 阪神にとって誤算だったのは5試合で8得点と “打線が” 沈黙したこと。ただ、2025年シーズンに関しては「止むを得ない事情」があったことも事実です。

球審・有隅の『投球判定』は「第2戦のモメンタム」どころか「2025年の日本シリーズ全体のモメンタム」を左右するレベルの誤審

2025年の日本シリーズ第2戦は1回裏の4番・近藤の打席以降は「見る価値なし」の状態でした。 理由は「球審の有隅が3番・柳町の打席での投球判定で試合結果を左右する誤審」をしたから。あの誤審で『第2戦のモメンタム』はソフトバンクに移行する結果となりま…

阪神が2025年のドラフト1で1巡目入札すべきは「長距離砲の素質を持つ若手内野手」

2025年のドラフトで阪神が1巡目に入札すべきは「長距離砲の素質を持つ若手内野手」。チームには「大山や佐藤輝の後継者候補」が不在だからです。 『捕手』や『外野手』ではなく、『内野手』を指名できるかが注目点でしょう。

クライマックスシリーズでは『NPB+』のテスト配信で「ストライクゾーンの左右幅が狭くなった場合」のプランBも欠かせない

今日から2025年シーズンのクライマックスシリーズ・ファイナルステージが始まりますが、対戦する4チームにとって重要なのは「球審のストライクゾーン」でしょう。 NPB は10月10日付で『NPB+』を期間限定でテスト配信。このアプリによって「ストライクゾーン…

佐藤輝や小幡など若手内野手の守備力を伸ばせなかった馬場コーチが “お役御免” になるのは当たり前

阪神タイガースから馬場敏史コーチの今季限りでの退団が発表されました。 馬場コーチ自身は『守備コーチ』としての期待に応えられず、“後任となった田中秀太コーチ” は結果を残したのです。それがすべてでしょう。

「2025年シーズン開幕前の序列を基にした CS 用のチーム作り」をするために『今季のペナントレースでの個人成績』を “都合よく” 洗い流した藤川監督

藤川監督が2025年シーズンの消化試合で見せた選手起用は賛否両論でしょう。 そうは言っても、『(公式記録には残らない)秋の短期決戦王者決定戦シリーズ』を制してしまえば良いのです。“結果で評価される1軍” では「勝てば官軍」だからです。

坂本誠志郎と山本祐大の交錯で『走塁妨害』は正しい判定だが、『テイク・ワンベース』は始末書レベルの誤審

9月23日に横浜スタジアムで行われた DeNA 対阪神戦で宣告された『走塁妨害(およびテイク・ワンベース)』は「始末書レベルの誤審」と言わざるを得ないでしょう。 担当した審判団は意見書を提出されても止むを得ないほど低レベルだったからです。

トレーナーから「蓄積疲労の閾値を超過」との報告を受けた藤川監督が『佐藤輝の2試合連続ベンチ外』を決断

9月17日と18日の広島戦で佐藤輝明が2試合連続ベンチ外となりました。 疲労が蓄積したことによるコンディション不良が原因で、「選手は出場を希望するも首脳陣が回復を優先させた」と藤川監督が認めています。 この対応はシーズンを通して不変ですし、選手側…

阪神首脳陣に「2025年の巨人打線は髙橋遥人に対する苦手意識なし」という『現実』が突き付けられたことが収穫

2025年シーズン最後の伝統の一戦は巨人が 11x-10 で制し、阪神の先発・髙橋遥人は2試合連続で打ち込まれました。 『ケイ対策』を転用した巨人打線が「髙橋遥人の攻略に成功」したのです。“巨人キラー” のイメージとは異なる現実に直面していることを受け入れ…

岡田彰布オーナー付顧問が推奨した「佐藤輝明への死球覚悟の厳しいインコース攻め」を他球団が採用しなかった訳

就任1年目の藤川監督が率いる阪神タイガースが策定した『的確なシーズン戦略』を『抜群のマネジメント力』で遂行して最速優勝を果たしました。 岡田彰布オーナー付顧問は優勝決定後も「他球団が佐藤輝明への死球覚悟の厳しいインコース攻めをしなかったこと…

「8月10日のヤクルト戦でのサイクル安打未遂」との引き換えで打撃不振に陥った佐藤輝明

佐藤輝明が8月後半から極端な打撃不振で大ブレーキとなっています。 決定打となったのは「8月10日のヤクルト戦(19回戦)でのサイクル安打未遂」でしょう。それにより、『2024年シーズンの佐藤輝明』が顔を出すことになったからです。

8月15日の巨人戦の敗因は「 “投手が1球前よりもストライクを欲する局面” での勝負球に『続け球』を選択するリスクを軽視したこと」

8月15日に行われた巨人対阪神の19回戦は4点リードの阪神が2本のホームランを浴びて逆転負けを喫してしまいました。 敗因は「勝負球の選択が裏目に出たこと」でしょう。『続け球のリスクを軽視した代償』を「逆転負け」の形で支払うことになったからです。

『ドラゴンズ打線の配球対策』と『味方の拙守』で伊原は波に乗れなかった

8月7日の中日戦に先発した阪神の伊原は4回5失点(自責2)と前回登板に続いて上手く試合を作ることができませんでした。 その要因として「対戦相手の打線としてのアプローチ」も影響しているため、“バッテリーで” 相手チームの対策を無効化することが必要にな…

才木は『メカニックの修正』が投球に現れていたし、坂本は『そのこと』を織り込んだ狡猾なリードをしていた

7月26日の DeNA 戦で完封勝利した才木に対し、藤川監督が試合後の会見で「メカニックが改善されたので大丈夫だと思う」と太鼓判を押すと共に期待を寄せています。 細かい技術的な部分は伏せられたままですが、メカニックに修正が加えられた成果は投球内容に…

走攻守のそれぞれで1軍の壁に直面した豊田が登録抹消となるのは止むを得ない

7月13日付の公示で豊田が登録抹消となりました。 7月11日と12日のヤクルト戦で先発出場するも、走・攻・守のそれぞれで「1軍の壁」に直面して精彩を欠く結果となったのですから登録抹消は止むを得ないでしょう。 豊田の課題は「状況判断力の的確さ」と「判断…

心情的には「サード佐藤輝明」だが、定量的には「ライト佐藤輝明」が現状の最適解

阪神の藤川監督が交流戦後も『ライト佐藤輝明』を継続する方針をマスコミに述べています。 個人的な心情としては「『サード佐藤輝明』を見たい」のですが、チーム状況を定量的に見ると「『ライト佐藤輝明』にせざるを得ない」が実情でしょう。

「意図したピッチングで1軍の打者を抑える成功体験」をさせる目的での門別の中継ぎ起用なら問題視する必要はない

先発投手として育成されていた門別が『中継ぎ起用』を前提に1軍選手登録が行われるとの報道が出ています。 この起用方法が評価されるかは「目的次第」でしょう。「意図したピッチングで1軍の打者を抑える成功体験を得るため」の場合は理解できるからです。

坂本誠志郎の打撃が好調なのは「左足の踏み込む位置を変えたこと」が大きいのでは?

6月15日の試合が終了した時点で坂本誠志郎が OPS .704 と打撃面でもチームに貢献しています。 4月時点での打撃フォームと比較すると、『踏み込んだ際の左足の位置』が変わっており、この変更が良い方向に機能しているのだと思います。

5試合連続逆転負けの敗因は「ブルペン陣のリスクマネジメントで手一杯の状況で『石井大智離脱によるダメージコントロール』も強いられたこと」

6月10日の西武戦から阪神タイガースは5試合連続で逆転負けを喫する泥沼状態です。 敗因は「アクシデントによる石井大智離脱のダメージコントロールに失敗していること」なのですが、根本的な原因は「ブルペン陣のリスクマネジメントが手一杯の状況で打つ手が…

『中軸に複数の右打者が並ぶチームとの対戦』で “対右打者の K% が 6.3% にまで悪化した岩崎” の登板を回避させたことは「温存」ではない

東京スポーツが「岩崎の温存がブルペン崩壊の遠因」と記事を配信していますが、これは根本的な原因を見逃している間違った主張です。 藤川監督が交流戦での岩崎の投入を見送っている理由は「対右打者との対戦成績が悪い」から。右の強打者が並ぶチームとの対…

藤川監督が言及している課題は「意図した投球をマウンドで体現できているか」という『永遠の課題』

石黒とネルソンが無失点リリーフで『右のセットアッパー候補』として名乗りを上げたにも関わらず、藤川監督は試合後の囲み取材で「課題だらけですね」と寸評しています。 これは藤川監督が言う『課題』が「永遠の課題」だからでしょう。 その『課題』は藤川…

「ファースト・熊谷」は良いオプションだが、5月21日の巨人戦は「レフト・熊谷」にすべきだったと思う

5月21日の阪神対巨人11回戦で藤川監督は “大山の代走に送っていた熊谷” を9回表の守備で「ファースト」に就かせていました。 非常に興味深いオプションですが、現時点では「急造」の域を出ないでしょう。21日の巨人戦では髙寺か木浪にファーストを守らせるべ…

ユーティリティープレーヤーとして(春季キャンプから)準備していた髙寺が一発で結果を出したのはリスクマネジメント的にも大きい

新潟で行われた DeNA 対阪神の7回戦は9回表2死走者なしから髙寺の一発で阪神が同点に追い付き、1-1 で引き分けました。 この引き分けはリスクマネジメント的にも大きいでしょう。“ユーティリティープレーヤーの髙寺” を1軍で使い続けるべき理由を髙寺自身が…

制球力が課題の速球派右腕が「 “小心者の甲斐拓也” にインコース攻め」をすれば報復死球は不要

高梨雄平による中野への死球で遺恨が再燃した阪神と巨人ですが、阪神が報復死球を画策する必要はないでしょう。 「速球派の右腕投手が甲斐拓也の打席でインコースの厳しいゾーンに投げ切れば目的は果たせる」と5月9日のヤクルト対巨人・7回戦で示されていた…

“1週間前の門別と梅野のバッテリー” を見ていれば、西山秀二氏のようなネガティブ評(=気になった坂本のリード)にはならない

デイリースポーツの評論家・西山秀二氏(元・広島、巨人)が「門別とバッテリーを組んだ坂本のリードが気になった」とネガティブな評価を下しています。 4月30日の中日戦 “だけ” を結果論で評論すれば当然の結論ですが、「1週間前の先発登板との違い」に言及…

「カウント球のストレート狙い」の中日打線にストレートを投げ続けた才木と梅野のバッテリーに苦言が呈されるのは当たり前

ゴールデンウイークの9連戦初戦・中日戦に 4-1 で敗れた阪神の藤川監督が「勝つためのベストを尽くせていたのか」とバッテリーへの苦言を残しています。 先発・才木の出来は良かったですし、バッテリー陣が「自惚れ」と言われても仕方のない配球で自滅したか…

佐藤輝明のバッティングフォーム(2025年シーズン)

2024年シーズンは “縦振りとは別物の縦回転スイング” に取り組んでいた佐藤輝明ですが、2025年シーズンの開幕1ヵ月で見せているスイングは「改良型」でしょう。 具体的には「『投球の球筋軌道』と『バット(の芯)の通過軌道』の重複率を高めた縦回転型のス…

“名手・木浪” の出場2試合連続での拙守の元凶は「迷ったら前に出ろ」という時代錯誤の『吉田イズム』

4月19日に行われた阪神対広島の5回戦は “出場2試合連続で拙守をした木浪” のプレーが試合結果に大きく響きました。 その選手が翌日付で登録を抹消されていないことは驚きですが、拙守の元凶は「迷ったら前に出ろ」という時代錯誤の『吉田イズム』でしょう。 …

島田海吏は「思考時間が長めの選手」だから俊足の割に走者としての貢献度が低い

4月12日に行われた阪神対中日の2回戦は島田が9回裏1死2・3塁で2塁走者の島田が木浪のショートゴロで帰塁できずに憤死したことが響いて 2-3 で敗れました。 島田の不味い判断は「走者としての思考時間が長いこと」が根本的な原因です。今後はそのことを踏まえ…