2年目の森下翔太には「規定打席に到達した上で走攻守のレベルアップ」に期待

 2022年のドラ1ルーキーとしてプロ1年目を終えた森下翔太が契約更改を終えたとデイリースポーツが報じています。

 森下自身が「さらなる飛躍」に言及していることは心強いですし、推定年俸が4000万円弱にまで上がったのは「1軍戦力として日本一に貢献したことへの評価」だと思われます。

 2年目は他球団からのマークが強まるため、その状況下で規定打席に到達し、走攻守のすべての面でどれだけチームに貢献できるかが注目点になるでしょう。

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2024年シーズンが3年契約の3年目となる梅野は「自分が “茹でガエル” の状態」と認識していないと厳しい

 複数年契約を締結している阪神の梅野が現状維持の推定1億6000万円で契約を更新し、来季に向けた意気込みを語ったとデイリースポーツが報じています。

 チームに対する論評は野手最年長者の発言として的確なものですが、梅野自身に対する抱負は「見通しの甘さ」を指摘せざるを得ないでしょう。

 梅野は2024年シーズンが3年契約の3年目。今シーズンを含む過去2年は「契約内容と成績の費用対効果が見合っていない」からです。

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「若手の成長を阻害する『中堅・ベテラン・助っ人勢の偏重起用』は慎まなければならない」との訓示ができない杉山オーナーは終わってる

 安芸キャンプを訪問した杉山オーナーが「もっと強くならないといけない」との訓示を選手に述べたとデイリースポーツが報じています。

 この訓示ほど無意味なものはないでしょう。

 2023年の阪神タイガースは1軍と2軍の双方で中堅・ベテラン勢や助っ人選手が偏重起用されており、若手選手は蓋をされていた状態だったからです。

 そのことに “オーナーとして” 苦言を呈さない時点で「若手選手の成長」は意味をなさないものになってしまうでしょう。

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