2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

1軍レベルの投手とバッテリーを組ませる目的での長坂の抹消は理解できる

岡田監督が交流戦を前にした囲み取材で第3捕手としてチームに帯同していた長坂の登録を抹消した狙いを以下のように語っています。 1軍におったピッチャーを(2軍で)投げさせるからな。長坂に受けさそうと思って。(中略)富田とかな、そういうピッチャーは…

“今季は中継ぎとしての結果を残していない西純矢” を1点リードの7回に投入したのは岡田監督の采配ミス

5月24日のヤクルト戦に逆転勝ちした阪神タイガースですが、1点リードの7回に西純矢を投入したことは岡田監督の采配ミスでしょう。 今季の芳しくない投球成績がそのまま出てしまったからです。西純矢に1軍の戦力として貢献してもらうためにも、微調整ではなく…

2安打の梅野に気を良くした岡田監督が『正捕手・梅野の偏重起用』による正捕手争いの終結を示唆

5月21日の広島戦(9回戦)を梅野の2安打3打点の活躍で勝利したことに気を良くした岡田監督が試合後のインタビューで「現状の捕手併用は不本意」と口にしています。 キャッチャーも、今は6連戦(梅野と坂本のスタメンが)3-3になってるけど、まあ、そういう…

状態を少し落とし気味の木浪は5月21日の広島3連戦までが踏ん張りどころ

36試合を消化して22勝13敗1分の貯金9で首位に立つ岡田阪神にとっての嬉しい誤算は「ショート木浪の打棒」でしょう。 打率 .340 で欠かすことのできない戦力になっているものの、直近の2カードは最大のアピールポイントである打撃が少し低調です。 21日まで…

球審・柳田のストライクゾーンと豊橋市民球場の狭さに翻弄された村上頌樹と福谷

豊橋市民球場で行われた中日対阪神の7回戦は両チームの先発投手が防御率を悪化させる厳しい試合となりました。 条件は同じでしたが、ピッチャーにとっては『悪条件すぎる試合環境』でした。次回登板では「豊橋での試合はなかったもの」として切り替えられる…

西純矢の中継ぎ配置転換が『配置ガチャ』なら不調の期間が長くなるだけ

岡田監督が西純矢を中継ぎで起用する考えだと日刊スポーツなどが報じています。 西純矢が先発した4試合で結果が伴わなかったことは事実です。しかし、今シーズンは “オープン戦も含めて” 打ち込まれた試合でバッテリーを組んだのは全て梅野でした。 一方で坂…

ノイジーと佐藤輝が状態を一気に上げて DeNA に3連勝でリーグ20勝に1番乗り

5月12日から甲子園で行われた DeNA との3連戦は阪神が3連勝で首位に浮上しました。 3連勝の要因は「クリーンナップを担うノイジーと佐藤輝明の2人が状態を一気に上げたこと」でしょう。 DeNA は3試合ともに先発投手が試合を作れなかったことが響いたと思わ…

石井大智の腰痛での離脱は痛手だし、7人でブルペン陣を担うのが「先を見据えた采配」だとは思えない

5月11日のヤクルト戦でプロ初勝利をあげた石井大智が「腰痛」を理由に翌日・5月12日付で出場選手登録を抹消されました。 勝ちパターンを任されていたセットアッパーの離脱は痛手です。 ただ、雨天中止などの影響で9月と10月に連戦が組まれることを考えると「…

佐藤輝が “右投手のインコースのカットボール” に反応しすぎている点が気になる

佐藤輝が5月9日からのヤクルトとの3連戦で12打数1安打(打率 .083)と完全に封じられてました。 4月28日から神宮球場で行われた3連戦では11打数4安打(打率 .364)・2本塁打と大暴れだっただけに『攻め方』が変わったことへの対応が間に合っていない印象があ…

記録に残らないエラー:オスナのショートゴロをファンブルして併殺を取り損ねた木浪

5月10日の阪神対ヤクルト戦(8回戦)で記録に残らないエラーが発生していたので備忘録。 8回表1死1・3塁でオスナのショートゴロをファンブルし、打者走者しかアウトにできなかった木浪のプレーは明らかなエラー。 「エラーと記録されなかったことで防御率が…

虎キラー・吉村貢司郎に3度目の打線沈黙となった岡田阪神、2週間後の神宮での再戦に不安を残す完封負け

5月9日に行われた阪神対ヤクルトの7回戦はサンタナのホームランが決勝打となり、ヤクルトに軍配が上がりました。 岡田監督の采配も不味かったですし、2週間後には神宮でヤクルトとの3連戦が控えています。今後に尾を引く試合になったと言わざるを得ないでし…

富田蓮の先発調整は良い取り組み

2022年のドラフト6位指名で阪神に加わった富田蓮が先発調整を理由に1軍登録を5月7日付で抹消されました。 「富田が1軍の先発投手として通用するか」は先発起用をしないことには分からない部分もあります。 富田自身が先発を希望していましたし、シーズン全体…

矢野監督の投手評価基準と運用方針

矢野監督が DAZN などで解説をした際に言及していた内容から投手の起用方法についての推察。 先発ローテーションを守り続けるには、 “使える変化球” が3つは欲しい 『ニコイチ(※ 2球種に絞られる)』になるのはダメ (打者の目先を変える)カーブが使えると…

立浪監督の拙い継投策に付け込み2勝1敗と勝ち越した中日との3連戦

5月2日から甲子園で行われた阪神対中日の3連戦(4回戦〜6回戦)は阪神が2勝1敗で勝ち越しました。 中日は終盤に生じた守備のエラーに注目されていますが、立浪監督の拙い継投策が流れを悪化させたことも事実です。 先発・青柳が初回に3失点 先発・西勇輝が2…

梅野が求め続けた【外の出し入れを中心にしたリード】を断念して試合中に立ち直った青柳

5月2日の阪神対中日戦(4回戦)に中10日で先発した青柳は初回に3失点を喫するも2回以降は立ち直り、6回103球で3失点と QS を記録しました。 2回以降は前回登板時(や5月2日の試合の初回)とは配球がガラリと変わっています。これが復調の要因でしょう。 【組…

打撃絶不調の正捕手・梅野が先発フル出場をする現状の起用方法では捕手3人制を続けるメリットがない

3月と4月を13勝10敗1分で終えた阪神タイガースですが、選手起用や采配で改善すべき点もあります。その代表例が『捕手3人制』です。 その理由は「岡田監督がベンチに捕手3人も必要のない采配をしているから」です。 勝負所で先発捕手に「代打」や「代走」が送…