2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4月29日のヤクルト戦は「温存」が前提なら、石井大智の回跨ぎ起用は妥当

4月28日に神宮球場で行われたヤクルト対阪神戦(4回戦)は先発・大竹を5回73球で降板させて継投策を選択した阪神が 4-0 で3連戦の初戦を制しました。 大竹の出来は悪かったですし、早めの継投を選択した岡田監督の采配は「的確」と言えるでしょう。 ただ、2…

記録に残らないエラー:平凡なピッチャーゴロで 1-6-3 か 1-4-3 の併殺を取れず

4月27日の阪神対巨人(5回戦)で『記録に残らないエラー』が発生していたので備忘録。 2023年4月27日 阪神対巨人(5回戦) 8回表・1死1塁 投:伊藤将、二:中野、遊:木浪 打:坂本勇人、1塁走者:ウォーカー 投手ゴロで 1-6-3 の併殺を狙うも、木浪がベース…

佐藤輝は今季1号を放った際のステップ幅と重心で『タイミングの微調整』に専念して欲しい

4月26日に行われた阪神対巨人の4回戦で佐藤輝明が待望の初アーチを記録しました。 バッティングフォームの試行錯誤が続いていましたが、狭めのステップ幅と高めの重心が特徴的な【従来のスタンスへの原点回帰】で結果が出ました。 今後は福留氏の助言にある…

プレビュー:2023年・阪神対巨人(4回戦〜6回戦)

4月25日から甲子園で行われる阪神対巨人戦のプレビュー。 3連戦の構図は「貧打に悩む阪神打線が昨年の対戦では相性が良くなかった巨人の先発3投手からどれだけ得点できるか」になるでしょう。 中日との3連戦での得点はいずれも近本個人の得点能力に依存して…

岡田監督が得点期待値と得点確率を下げる采配・選手起用をするから得点力不足で悩むことになる

阪神の岡田監督が【貧打に悩む打線】を嘆いています。得点力不足の原因は以下に指摘する要素が主な理由でしょう。 送りバントの重用 近本と中野の盗塁は赤信号が常時点灯 佐藤輝への打撃指導 打率1割の梅野が捕手3人制で先発フル出場 根本的な原因は「岡田監…

村上頌樹の投球スタイルは中日の柳裕也

開幕前は秋山と先発6番手の座を懸けて争っていた村上頌樹が2度の先発で17回を無失点と衝撃を与えています。 バッテリーを組んだ坂本誠志郎は「村上が打たれない要因」を3つあげていますが、村上の投球スタイルは中日の柳裕也でしょう。 2021年の柳に匹敵する…

岡田監督が求める【相手チームの対策を先読みしたアプローチ】はチーム方針への造反行為

【待球による四球狙い】が対戦相手に看破されて貧打に陥ったことに業を煮やした岡田監督が4月18日の広島戦を前に「積極的に仕掛けろ」との指示を出しています。 問題は「相手チームの対応を “後追い” するのではく “先読み” しろ」と言っていることです。 対…

プレビュー:2023年・阪神対広島3回戦〜5回戦

2023年4月18日から甲子園で行われる阪神対広島の3連戦(3回戦〜5回戦)のプレビュー。 2週間前にマツダ・スタジアムで3連戦が組まれていたため、その対戦時に浮き彫りになった課題を解消したチームが「カード勝ち越し」を手にするでしょう。 直近のカードで…

2023年4月上旬の阪神打線は「送りバント大好き四球乞食」

2023年のプロ野球は開幕から5カードを消化し、各チームの傾向が見えつつあります。 岡田監督が復帰した阪神は「四球狙いと送りバント」が打線の傾向として示されている状況です。ただ、得点力が2022年の1試合平均よりも悪化しています。 【対策の対策】を講…

青柳批判を展開して渡邉諒と板山のお粗末な守備から目を背けさせる岡田監督

岡田監督が「今年一番しょうもないゲーム」と吐き捨て、DeNA 戦で5回途中5失点で KO された先発の青柳を批判しています。 青柳の内容が良くなかったことは事実です。しかし、「あんだけ助けられたら立ち直らなあかん」は意味不明です。 実際には “岡田監督が…

佐藤輝は「チームバッティング」を断念して「個人成績のためのバッティング」に切り替えるべき

佐藤輝明が開幕からの打撃不振で苦しんでいます。 ただ、“チームを勝たせるためのバッティング” が要求されている現状では打棒が復活することはないでしょう。 復活には首脳陣が考えを改めるか、佐藤輝が要求を無視する必要があります。

完全試合継続中の村上頌樹に降板を告げた岡田監督の采配は「理解」できるが「支持」はしない

4月12日に行われた巨人対阪神の2回戦で岡田監督は7回まで完全試合を継続していた先発・村上頌樹に8回表の打席で代打を送る継投策を採りました。 村上のストレートに巨人の各打者が対応しつつある状況でしたから、交代は理解できるものです。ただし、完全試合…

粘着物質を使っているのではないかと思うほど戸郷のストレートは切れが良かった

東京ドームで行われた巨人対阪神の1回戦は 7-1 で巨人に軍配が上がりました。 阪神が先発の西勇輝が粘りのピッチングを見せていたものの、巨人の先発・戸郷と比較すると初回の失点が致命傷だったことは否めません。戸郷のストレートはそれだけ良かったからで…

プレビュー:2023年・巨人対阪神1回戦〜3回戦

4月11日から東京ドームで行われる巨人対阪神の3連戦の展望。 両チームとも「貧打による得点力不足」が喫緊の課題です。巨人は「得点圏にランナーを置いた状態で岡本(や中田)との勝負をさせることができるか」が鍵で、阪神は「得点圏をどれだけ効率的に活か…

両投手陣が相手のクリーンナップを封じ込めた阪神対ヤクルト1〜3回戦

2023年4月7日から甲子園で行われた阪神対ヤクルトの3連戦(1回戦〜3回戦)は両チームの投手陣が相手のクリーンナップをほぼ完璧に封じたことで3試合ともロースコアの展開で1勝1分1敗で終了しました。 3連戦でマスクを被った両チームのキャッチャーのリードも…

大竹耕太郎に阪神加入後の初勝利をもたらした坂本誠志郎のリードも良かった

阪神対ヤクルトの2回戦は現役ドラフトで加入した大竹が6回無失点の好投をし、阪神が 1-0 で勝利しました。 大竹の投球内容が良かったことは事実ですが、緩急自在の投球を引き出した坂本誠志郎のリードも評価されるべきでしょう。それだけ内容のあるリードだ…

小幡の走塁死は判断ミスだが、岡田監督が批判せずに擁護したことは収穫

4月6日にマツダスタジアムで行われた広島カープとの2回戦の2回表に走塁死した小幡の判断は「ミス」と言わざるを得ないでしょう。 ただ、岡田監督は走塁判断ミスをした小幡を擁護しています。意外な反応ですが、この姿勢は支持したいと思います。

4月4日の広島戦での佐藤輝のエラーは仕方のないプレー

岡義朗氏がデイリースポーツで4月4日の広島戦の7回裏にエラーをした佐藤輝の守備に注文を付けています。 「エラーを教訓に」と言っていますが、実質的には何も言っていません。「佐藤輝のプレーのどこを改善すべきか」には一切触れていないからです。 具体的…

プレビュー:2023年・阪神対広島1回戦〜3回戦

2023年のプロ野球セ・リーグの開幕カードはホームチームが勝ち越す結果となりました。 2カード目は “開幕カードがビジターだったチーム” のホーム開幕戦となるため、阪神は広島での対戦が予定されています。 また、2週間後の4月18日(火)からは甲子園に広島…

開幕3連勝は良かったけど、開幕から3連投させるのはアカン

阪神は2021年以来となる開幕3連勝を達成しました。最高のスタートダッシュを決めたと言えるでしょう。 ただ、その一方で岩崎に開幕戦から3連投を強いるなど投手起用は懸念材料です。 2戦目が延長12回まで突入したとは言え、この投手起用を続けると勝ちパター…