3番に抜擢したノイジーが2試合3併殺で攻撃の勢いを削げば、負け試合の流れになるのは必然

 5月7日と8日に甲子園で行われた阪神対広島の2連戦は2試合で1得点しか奪えなかった阪神が2連敗を喫しました。

 “打線全体が” 不調だったのですが、その中でも3番に起用したノイジーが2試合3併殺で攻撃に水を差したことが響きました。

 これは「首脳陣の責任でもある」と言わざるを得ないでしょう。

 

それぞれの試合での第2打席までで計3併殺を記録したノイジー

 7日と8日の試合が序盤から重苦しい雰囲気になったのは「3番ノイジーが試合序盤の併殺打で攻撃ムードに水を差したから」です。

  • 7日: カープの先発・床田
    • 1回裏: 1死1塁(走者・中野)から遊ゴロ併殺打
    • 4回裏: 無死1塁(走者・中野)から投ゴロ併殺打
  • 8日: カープの先発・大瀬良
    • 3回裏: 無死1塁(走者・中野)から三ゴロ併殺打

 「一二塁間を狙ったゴロが名手・菊池の好守に阻まれて併殺」なら理解はできます。

 しかし、どの当たりも「そっち方向にゴロの打球を飛ばしたらゲッツー」という相手バッテリーの狙いどおりのものでした。

 攻撃ムードを萎ませた原因は『3番にノイジーを起用したベンチワーク』にもある訳ですから、“内容の悪すぎる打者” はファームでの再調整を命じるなど『テコ入れ策』を講じる必要があるでしょう。

 

 チーム内競争を阻害する選手起用を続けている首脳陣にも責任の一端があると思います。