両投手陣が相手のクリーンナップを封じ込めた阪神対ヤクルト1〜3回戦

 2023年4月7日から甲子園で行われた阪神対ヤクルトの3連戦(1回戦〜3回戦)は両チームの投手陣が相手のクリーンナップをほぼ完璧に封じたことで3試合ともロースコアの展開で1勝1分1敗で終了しました。

 3連戦でマスクを被った両チームのキャッチャーのリードも光っており、“勝負所での小さなミス” をした方が敗けることになるでしょう。

 

阪神とヤクルトは共にクリーンナップが沈黙

 4月7日からの3連戦は阪神が合計3得点、ヤクルトが合計4得点とロースコアな展開でした。その理由は「ポイントゲッターであるクリーンナップが封じ込められたから」です。

  • 阪神
    1. ノイジー:打率 .333 (12-4)、1打点
    2. 大山:打率 .300 (10-3)、1打点
    3. 佐藤輝:打率 .091 (11-1)
  • ヤクルト
    1. 山田:打率 .167 (12-2)、1本塁打、2打点
    2. 村上:打率 .000 (11-0)
    3. オスナ:打率 .083 (12-1)、1本塁打、1打点

 阪神の中軸は「単打は出るが得点圏でのタイムリーや長打は出ず」に沈黙。3連戦での得点は犠飛・犠飛・内野ゴロでした。

 一方のヤクルトは「本塁打でしか得点できず」という状況でした。

 タイムリーは「ブロッキングの際に右手の親指を痛めた梅野はフォークを要求しない」と読み切ってインコースのストレートに対応した川端の1本だけ。

 “クリーンナップを務める打者” がどこまで状態を上げれるかが今後の注目点です。

 

 阪神対ヤクルトは「勝負所でミスをした方が敗ける」という構図になるでしょう。「(エラーや四球などの)ミスで相手にピンチを与えても要所を締める投手力がある」と双方が示したからです。