4月26日に行われた阪神対巨人の4回戦で佐藤輝明が待望の初アーチを記録しました。
バッティングフォームの試行錯誤が続いていましたが、狭めのステップ幅と高めの重心が特徴的な【従来のスタンスへの原点回帰】で結果が出ました。
今後は福留氏の助言にあるように「開き直り」が重要になるでしょう。
阪神打線の現状を踏まえると、長打のリスクが現実的にある佐藤輝は「2020年までの吉田正尚(当時オリックス)と同様にストライクゾーンでまともに勝負してもらえない」と考えられるからです。
従来のスタンスで打球速度 172km/h の豪快弾
甲子園で2023年シーズンの阪神の選手による本塁打・第1号は佐藤輝明でした。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2023年4月26日
ついに甲子園に上がった花火
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6番に下がった佐藤輝明が
待望の2023第1号ホームラン
⚾#プロ野球(2023/4/26)
🆚阪神×巨人
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インコースやや高めに来た速球を打球速度 170km/h 超で豪快に打ち返したのです。「このバッティングフォームの再現性とコンタクト率を高めること」が期待されることになるでしょう。
“狭めのステップ幅で回転で打つスタイル” が佐藤輝には合っている
佐藤輝が今季初本塁打の結果を出したバッティングフォームが「昨季までで結果を出していた狭めのステップ幅」だったことはプラスになるでしょう。
岡田監督が熱心に指導していた『広めのスタンス幅』で『構えた際に低めのグリップ位置』のフォームは上手くフィットしていなかったからです。
- 右足のステップ幅: 狭め
- 回転で打つため『狭め』の方が良い
→ 身体の重心は必然的に高くなる
- 回転で打つため『狭め』の方が良い
- グリップ位置: やや高め
- バットがスムーズに出る高さであれば問題なし
- 右足ステップの上げ幅: 自由
- タイミングが送れないことが重要
- 軸足の左足に体重を乗せることを忘れずに
“佐藤輝明のバッティングフォームに合ったステップ幅” が見つかった状態ですから、残すは「(踏み出し足の上げ幅や踏み出し足を上げる)タイミング」です。
タイミングの取り方に関しては福留氏の助言が効果的でしょう。欲張るとタイミングを崩されやすくなるため、割り切ることが重要になるからです。
タイミングが合っていないボールが来た際に堂々と見送れば、矢野前監督が期待する「振らない怖さ」が必然的に醸し出されます。
また、誘い球を平然と見送るほど「振らない怖さ」は増します。ストライクとボールがはっきりするほど打者は優位に立てるため、チャンスボールが来ない打席でどれだけ我慢をして打撃フォームが崩れないようにするかが鍵になるでしょう。
佐藤輝は “一振りで球場の雰囲気を一変させる力を持った稀有な強打者” であるだけに『自分に合わない監督や打撃コーチからの指導』は聞き流して【本来の持ち味】を追求して欲しいと思います。