青柳批判を展開して渡邉諒と板山のお粗末な守備から目を背けさせる岡田監督

 岡田監督が「今年一番しょうもないゲーム」と吐き捨て、DeNA 戦で5回途中5失点で KO された先発の青柳を批判しています。

 青柳の内容が良くなかったことは事実です。しかし、「あんだけ助けられたら立ち直らなあかん」は意味不明です。

 実際には “岡田監督が抜擢した選手” が守備で青柳の足を引っ張っていたのです。それらの選手が『岡田の愛人』と揶揄されるのは時間の問題でしょう。

 

渡邉諒はスランプが始まりつつある

 4月14日の DeNA 戦で先発・青柳の足を(守備で)引っ張った1人が渡邉諒です。

 2回表2死満塁でガゼルマンが投じた内角のツーシームに詰まってサードゴロに打ち取られた渡邉諒は2回裏の先頭打者・牧の打球をレフト前ヒットにしていまいました。

 「三遊間に飛んだ打球が渡邉諒のクラブの下を通過」したのです。あのプレーを佐藤輝がしていれば、岡田監督は「腰高」などとマスコミの前で批判したことでしょう。

 渡邉諒が牧の打球を “普通に” 処理していれば、『2死走者なし』の状況で6番・関根との対戦でした。

 ノイジーの捕殺は「渡邉諒のエラーを挽回した」に過ぎません。“2死走者なし” の状況で関根の1打席目の打球だと『2死2塁』にはならなかったからです。

 余計な進塁を許した渡邉諒の守備は【守りの野球】を掲げる岡田監督や守備コーチが批判しなければダブルスタンダードと言わざるを得ないでしょう。

 

板山のフェンス際の守備も酷かった

 守備で先発・青柳の足を引っ張ったもう1人が板山です。板山は「フェンス際の守備」が散々でした。

 5回裏に佐野のフェンス際の当たりをジャンプして捕球を試みるも届かずに3塁打を許し、2死1・2塁から関根のライト線に放った打球で “1塁走者の” 牧の本塁生還を許したからです。

 前者は【落下点の目測】を誤ったことがミスであり、後者は【捕球への緩慢なスプリント】と【セカンドベースへの送球判断】が問題です。

 佐野の当たりは「2塁打」で止めるべきでしたし、関根の当たりは「牧の本塁生還は阻止」する守りが必要だったはずです。

 

 守備を重要視する首脳陣が “記録にならないエラー” に苦言を呈することができないのなら存在価値はありません。自らが抜擢した選手によるお粗末なプレーであれば尚更です。