5月10日の阪神対ヤクルト戦(8回戦)で記録に残らないエラーが発生していたので備忘録。
8回表1死1・3塁でオスナのショートゴロをファンブルし、打者走者しかアウトにできなかった木浪のプレーは明らかなエラー。
「エラーと記録されなかったことで防御率が悪化したビーズリーは不憫」と言わざるを得ません。
バウンドの判断を見誤ったことがエラーの要因
木浪のプレーが出た状況は以下のとおりです。
- ヤクルトが3点リードの8回表1死1・3塁
- 投手:ビーズリー
- 打者:オスナ、1塁走者:中村悠平
- 初球のアウトコースのカットボールを引っ掛けたオスナの打球は木浪の正面に飛ぶ
オスナが放った打球は木浪のほぼ正面を突き、待って打球を処理したとしても 6-4-3 のダブルプレーを完成させる余裕がある状況でした。
しかし、木浪は「前に出てショートバウンドでの処理」を選択。これが【中途半端なハーフバウンドでの処理】を強いられる結果となってファンブル。
打者走者のオスナのみがアウトとなりました。
記録は「ショートゴロ」でビーズリーに自責点が発生
試合終盤での3点ビハインドが4点ビハインドになるエラーは試合結果に与える影響は微々たるものです。
ただ、公式記録が『ショートゴロ』となったことで3塁走者の生還は「ビーズリーの自責点」と認定。
ビーズリーは続く2死2塁の局面で長岡に初球のストレートをセンター前に弾き返されて2失点目を献上。
併殺崩れがエラーと記録されなかったことでビーズリーには『自責点2』が加算されることとなりました。
「取れるアウトを確実に取ること」は堅実性が評価されることになりますし、木浪がショートで “軽率なエラー” を見せ始めたのであれば「リフレッシュの意味合いで小幡の交代出場」を採り入れるべきでしょう。