“『2年目のジンクス』がプロ1年目の9月に襲来した森下翔太” に対して岡田監督が先陣切ってバッシングしてどないすんねん

 9月中旬から阪神のドラ1ルーキー森下翔太が絶不調に陥っています。

 優勝を決めた阪神は消化試合ですし、“2年目のジンクス” が前倒しで森下に襲来したに過ぎません。このことは「いずれは起きると想定されていた問題」でしょう。

 それよりも問題なのは「岡田監督がマスコミの前で森下叩きの先陣を切っていること」です。

 人気球団はファンの絶対数が多いのですから、選手をバッシングするファンは(監督がマスコミの前で批判をするまでもなく)勝手に現れます。

 監督自らが “選手をバッシングするファンやマスコミを増やす旗振り” をしている時点で論外ですし、若手選手が育たない土壌を作る直接の原因になっていることを学習しなければならないでしょう。

 

打撃指導の技術的な引き出しが乏しい岡田彰布

 岡田監督の所属選手に対するバッシングが続く理由は「技術的な引き出しが乏しい指導者」だからでしょう。

 森下が不振に苦しむ理由は「手首が返るのが早くて低めの変化球にバットを止めれていないので悪循環に陥っている」と述べ、「その修正が間に合うかやね」と課題克服に向けて取り組んでいることを説明するはずです。

 しかし、それをするだけの技術的な引き出しがなければ「言うたよな?ボール球を振るなって」などとのパワハラ言動で責任転嫁を図るしかありません。

 これが阪神で若手野手が育たない大きな原因でしょう。

 

佐藤輝明の打撃フォームをいじった責任を取らずに逃げた時点で指導者失格

 岡田監督は「打撃フォームは簡単に崩れるんや」と消化試合で “打席内容が雑だった選手” にマスコミ経由で苦言を呈していますが、岡田監督にそのような批判をする権利はありません。

 昨年(2022年)の秋季キャンプで佐藤輝明に打撃フォーム改造を強く要求し、『岡田監督の求める形に近い打撃フォーム』で迎えたシーズン序盤戦の成績が芳しくなかった佐藤輝明へのサポートをしなかったからです。

 監督権限をチラつかせて打撃フォームの改造を迫り、フォーム改造が裏目に出ることが確定しそうになると「もうすぐ開幕なんやぞ」とメディアの前でキレ散らかしてる時点で論外でしょう。

 この時点で岡田監督は「指導者として失格」なのです。

 

岡田彰布は「自分が無能な指導者である現実」を受け入れろ

 ある特定の部門で結果を出した人物が「別部門でも(周囲から評価されるだけの)結果を残せる」と考えて失敗することは珍しくありません。

 前任の矢野監督は『投手運用』がそれでした。

 現任の岡田監督は「 “手渡されたメンバー表に記された選手” で試合に勝つこと」についての結果は残せますが、「状態の見極め」や「選手の育成」に関しては無能の部類に属します。

 “投球メカニックが狂っている投手” を「1軍の中継ぎで腕を思いっ切り振らせれば行けるかも」との理由で投げさせて状態を悪化させていますし、打者にも同じ指導方針を採っていることは容易に想像できます。

 「岡田監督の指導内容は聞き流す」が正解でしょう。指導内容の結果に責任を負わない姑息な小心者に選手生命を託すことが良いとは言えないからです。