7月13日に行われた DeNA 戦(14回戦)で阪神は 0-4 の敗戦を喫しました。
阪神は得点圏で16度の打席が訪れたものの、走者を進めることができた唯一の打者が佐藤輝明でした。
しかし、岡田監督は「もっと早く打ってたら先制点になってたわ」と扱き下ろしたのです。
“岡田監督を持ち上げることに熱心なスポーツ紙の記者” がどこまで擁護するかがポイントになるでしょう。
大山と森下が先制機を潰したことが原因
13日の DeNA 戦(14回戦)で「先制できなかった責任」を佐藤輝明に求めるのは間違いです。
1回裏1死1・2塁で4番の大山がインコースに来た初球のカットボールに詰まって 6-4-3 の併殺打。3回裏は1死2塁から1番の森下が三振。続く中野はセカンドゴロでチャンスを逸しました。
4回裏は先頭の小野寺が2塁打で出塁して無死2塁となるも4番の大山が三球三振。追い込まれた後の3球目に来たインローのストレートに全くバットが出ませんでした。
この後に1死1・2塁で佐藤輝は三振を喫するのですが、それまでに “走者を3塁に進めることすらできなかった打線” の責任を佐藤輝に押し付けるのは論外と言わざるを得ません。
この試合で佐藤輝明は得点圏で3打数1安打
ちなみに、阪神は得点圏に走者がいる状態で16度の打席を手にしています。
走者を進めたバッティングができたのは8回裏にライト前ヒットを放った佐藤輝明だけ。1塁が空いた状態で小野寺とミエセスが四球を選びましたが、走者を3塁に進んだもの8回裏のみでした。
しかも、2塁走者の小野寺に本塁突入の指示は出ず。
ライトの関根が深めに守っていたことや雨上がりの甲子園で守りにくいグランドコンディションを考えると「ベンチワーク」も反省点でしょう。
打撃フォーム改造を強いた自らの指導を棚に上げて「佐藤輝が打てへんのが悪いんや」と責任転嫁しておけば、岡田監督と懇意なマスコミは「試練を乗り越えられない佐藤輝明」との記事を配信してくれます。
佐藤輝明が大バッシングを受けている間は岡田監督や他の選手に批判の矛先が向くことはありません。
“いじめ” と同じ構図です。阪急が何も言っていないことを考えると、宝塚歌劇団でも同様の “いじめ” があったとしても不思議ではありません。
「佐藤輝明が理不尽なほどバッシングを浴びている方が自分たちは批判されないので都合が良い」で『チーム一丸』となっているようでは瓦解する時は一瞬でしょう。