優勝に必要なのは佐藤輝明であって岡田彰布ではない

 岡田彰布は「佐藤輝明の輝かしい選手キャリアを潰した監督」として記憶されるでしょうね。

 佐藤輝明よりもプロ入り2年目の時点で優れていた選手は NPB にはいません。左打者でプロ入り初年度から2年連続で20本塁打以上を記録したのは佐藤輝明が史上初だったからです。

 岡田彰布信者がどれだけ佐藤輝明をバッシングしてもこの事実は消えません。

 「佐藤輝明は阪神の1軍に不要」と考えているのであれば、ベイスターズなどに無償トレードで放出すべきでしょう。育成手腕の乏しい岡田監督に有望株の託すのは球界全体にとっての大損失だからです。

 

2022年の秋季キャンプで佐藤輝明の打撃フォームをいじる

 まず、佐藤輝明の打撃フォームに注文を付けたのは岡田監督自身です。

 「スタンスの幅を広くしろ」、「グリップの位置を下げろ」と注文。しかし、その新フォームで臨んだ2023年シーズン序盤戦の佐藤輝明は絶不調でした。

 復調したのは『狭いスタンス幅と高いグリップ位置から身体の回転で打つ従来型』に戻したからです。

 岡田監督が佐藤輝明の足を引っ張った事実をなかったことにしているのは大問題と言わざるを得ないでしょう。

 

交流戦を上り調子で終えた佐藤輝明を癇癪抹消

 また、岡田監督は交流戦を上り調子で終えた佐藤輝明を6月末に癇癪抹消をしています。

  • 抹消前の6試合で佐藤輝明が残した成績
    • 打率: .316 (19-6)
    • 1本塁打、4打点
    • 出塁率: .435
    • OPS: 1.014

 抹消される前の6試合で佐藤輝明が記録していた打率は3割超。ハードコンタクト率も高く、抹消される成績ではなかったことは事実です。

 “成績が上り調子にあった選手” を抹消すれば、再登録が可能となるタイミングでは「好調期が終わりかけの状態」としても不思議ではありません。

 その状態に陥らせた張本人が「見てのとおりや」と扱き下ろしたのです。現場に30年も現れなかった伝説の OB が “若き頃の自分にダブる部分のある佐藤輝明” の激励に訪れるも当然でしょう。

 藤井栄治氏は「首脳陣の指導に従っていればプロ野球選手として結果を残せなかった選手」だからです。

 

 阪神の首脳陣が「佐藤輝明は1軍に不要」と考えているなら、飼い殺しにするのではなくベイスターズなど “データ面でも評価をする球団” に無償または交換トレードで放出すべきです。

 “貧打の阪神で必要とされていない打者” を同一リーグの球団に放出しても問題になることはないでしょう。その方が野球界全体にとっての損失は最小限で済むからです。