スポニチが2024年の春季キャンプに向けて自主トレ中の佐藤輝がブライス・ハーパーやフレディ・フリーマンを参考に作り上げだバッティングフォームの連続写真を掲載しています。
昨年とは投球の見え方や感覚が違ってくるはずですし、キャンプ中は投手の “生きた球” を体験した上で微調整を加えて行く地道な作業が要求されることになるでしょう。
佐藤輝が参考にするブライス・ハーパーの打撃フォームは以下です。
バットで捉えてからのフォロースルーに関してはスポニチが掲載した連続写真と「ほぼ同じ」だと言えるでしょう。
違いは「スイングが始動する前の姿勢」です。重心の低いハーパーの方が『膝の角度』は直角に近く、『ヒップヒンジの姿勢』が強いために前傾です。
『ハーパーのバッティングフォーム』を「コピー」するのではなく「参考」にして、『佐藤輝明のバッティングフォーム』を仕上げていくことが重要になると思われます。
似たような体格でも骨格や筋肉の付き方は異なるため、身体の動かし方や感覚の違いによって『理想形』が違ってくることはあり得るからです。
懸念点は「マスコミ報道」です。
佐藤輝のバッティングフォームは『パームアップ』。後ろ側の左手を最後まで “返さずに” スイングをするため、パーム(=手のひら)が上を向いていることが『パームアップ』の由来です。
その一方で岡田監督は『リストターン』を活かしたバッティングフォームを支持。春季キャンプで文句を口にすれば、マスコミが『パームアップ型の打撃フォームに取り組む佐藤輝明』にバッシングを浴びせることでしょう。
『リストターン型の打撃フォーム』が廃れたのには理由がある訳です。
佐藤輝明には自身の取り組みが正しいことを2024年シーズンの結果で示すとともに、チームを連覇に導いて欲しいと思います。