8月29日に甲子園で行われる阪神対 DeNA 戦(21回戦)での注目点は「両先発投手の出来」となるでしょう。
阪神は西勇輝、DeNA は今永の先発が予告されています。
両投手とも実績は十分なのですが、最近の登板内容は良いとは言えません。したがって、「この先の大事な試合を託すに値する投球を見せられるか」が注目点になるのです。
今季は状態が上がらない西勇輝と8月の月間成績が不振の今永
まず、西勇輝は今季の防御率が 4.71。エースと言うより「ローテの谷間に投げる先発」の成績です。
29日の DeNA 戦で6回3失点以内の QS とは程遠い投球内容だった場合は抹消せざるを得ないでしょう。同日の2軍戦で先発予定のビーズリーなど先発候補が控えているからです。
一方の DeNA 今永はシーズン防御率は 2.89 と良い水準なのですが、8月は20.1回で自責点16と防御率は 7.08 と絶不調です。
立ち上がりに苦労しているため、阪神は「今永の立ち上がりを突いて先手を取れるか」が鍵になるでしょう。
29日の試合で好投しないと投手陣での序列は上がらない
阪神と DeNA はクライマックスシリーズで対戦する可能性はありますが、29日の試合で炎上した先発投手はクライマックスシリーズでの先発登板機会は最後の方になってしまうでしょう。
阪神は村上・伊藤将・大竹を擁していますし、DeNA はバウアーや東が投手陣を牽引中です。
エース級の投手が9月のラストスパートをかけたいタイミングで戦力として計算しにくい状況は監督にとって頭の痛い問題となるため、29日の登板は「チーム成績」とは違う意味で重要な位置付けになると思います。