岡田監督が円陣を組んだ巨人に先発・大竹が攻略されたことにダンマリでも良いが自省は必要

 7月26日の巨人戦は先発の大竹が6回に捕まって 3-5 と逆算されるも、岡田監督から限られたチャンスしかもらえていない選手が軒並み結果を出した阪神が逆転勝利を手にしました。

 岡田監督の手腕を持ち上げる記事が出るのはいつものことですが、岡田監督が触れていない部分にこそスポットを当てるべきでしょう。

 この試合では巨人が3点ビハインドの中盤に円陣を組み、その後に大竹を攻略しているからです。6回表に継投のタイミングを “2度も” 逸したことを岡田監督は自省しなければならないはずです。

 

「(円陣を組んだ)狙いはだいたい分かる」と豪語していた岡田監督

 岡田監督は過去に「(円陣を組んだ)狙いはだいたい分かる」と豪語していました。

 相手の狙いがだいたい分かるのなら、26日の巨人戦(13回戦)の6回での采配は問題です。

 先発・大竹が巨人打線に捕まっているにも関わらず、「投手コーチをマウンドに送っての指示」や「4番岡本・6番長野を迎えたタイミングでの継投」もありませんでした。

 5失点まで許した責任の一端は岡田監督にあることは言うまでもないでしょう。

 

継投の遅れにダンマリでも良いが自省は必要

 マスコミが空気を読んで岡田監督に「継投に入るタイミングが遅れたこと」に触れないことはあるでしょう。しかし、岡田監督は「何もしなかったことで巨人に逆転を招いたこと」を自省しなければなりません。

 この試合だと「安藤コーチをマウンドに行かせる」や「継投の遅れ」が采配として批判されても文句は言えないからです。

 また、ノイジーの守備力も問題があることが6回表の守備で露呈しました。

 前目の守備位置からチャージして本塁への送球が大きく逸れ、長野に左中間を抜かれた打球では “1塁走者の大城” がスライディングをすることなく本塁生還を果たしているのです。

 クッションボールを止まって処理した後のスローイングでノイジーの肩を評価すると痛い目にあうことが判明した試合でもあったと言えるでしょう。

 

 選手の状態をシビアに評価し、修正が必要と見なした選手には「改善して欲しい部分」を監督自らが伝える『普通のこと』が必要になっていると思います。