日刊スポーツの高原寿夫氏がコラム記事で「カープ戦でスライディングをせずに本塁で憤死したノイジーを全面擁護」しています。
ノイジーの言い訳を鵜呑みにし、“授業料” だったと割り切るべきと批判をする様子はありません。
ノイジーを溺愛する岡田監督への胡麻擦りと言うべきでしょう。映像ではノイジーの釈明は事実と異なることが明らかだからです。
ホームから3歩ほど手前だと坂倉は未捕球
ノイジーは「ホームの3歩ほど手前で坂倉が捕球していたので(タッチプレーで)自分と坂倉が負傷するリスクを回避した」と弁明しています。
しかし、この釈明には無理があります。
本塁突入を狙うノイジーが “ホームプレート部分のアンツーカー” に差し掛かった時点で捕手の坂倉は(ショート小園からの送球を)まだ捕球していないのです。
※ ボールは走者ノイジーの後方にある
この時点で次打者の木浪が『スライディング』の指示を出していれば、ノイジーはスライディングの姿勢に入り始めてなければなりません。
そうしないとスライディングが “歩数的に” 間に合わないからです。
ハイライト映像に残っている事実を無視した擁護はチームに悪影響を及ぼす要因になるでしょう。
「負傷リスクを避けるためだった」と緩慢プレーに免罪符を与えたことが問題
“岡田監督のお気に入りであるノイジーの緩慢プレー” は「負傷リスクを避けるため」と免罪され、“佐藤輝明の緩慢に見えるプレー” は「天狗になっている」とバッシングをされているのです。
このようなダブルスタンダードがまかり通っているチームが上手く機能することはないでしょう。甘やかされている選手がチームメイトから白い目で見られることは避けられないからです。