高津ヤクルトは「ノーコンピッチャーのシュート(による死球)の残像を使った “姑息な” ピッチング」をするチーム

 9月3日に行われたヤクルト対阪神の22回戦で阪神が7点リードの9回表に近本が死球による交代を余儀なくされたことに岡田監督は「ヤクルトはそういうチームなんやろ」と怒り心頭です。

 高津ヤクルトは「ノーコンで1軍では通用しないピッチャーにシュートを覚えさせて相手打者に死球の恐怖を植え付けて抑えようとする投球」を “チーム主導” でやっている球団です。

 死球で相手選手を途中交代に追い込んだ投手を『球団公式サイト』と『本拠地スタジアム DJ』が「ナイスピッチング」と称えていることが何よりの証拠と言えるでしょう。

 

木澤の台頭で “二匹目のドジョウ” を狙い始めた高津ヤクルト

 高津ヤクルトが『ノーコンピッチャーのシュートによる残像を使った姑息な投球術』を本格化させた決め手は「木澤の台頭」でしょう。

 プロ1年目で全く通用しなかった木澤はシュートを覚えたことで才能が開花。プロ2年目は中継ぎで9勝を記録したからです。

 ところが、ノーコンピッチャーがシュートを投げると死球の確率が高くなります。

 昭和の時代なら誤魔化せてもネットが一般化した令和の時代に「死球連発」は投手へのプレッシャーが強まるだけです。この点を認識していないことが他球団のファンから反感を買う理由でしょう。

 

「何かあったら俺が出るから」と啖呵を切っていた高津臣吾はどこへ?

 ヤクルトが球団として与死球が多いのは「ノーコンピッチャーにシュートを投げさせて打者に踏み込みができない状態にして曲がり球で仕留める」との方針を採っているからでしょう。

 その際に高津監督が「何かあったら俺が出るから」との甘言で投手の背中を押していると思われます。

 しかし、実際には「わざとではない」と相手チームのファンから(死球を与えた投手が)反感を買う発言するだけですから逆効果でしかありません。

 また、3日の試合ではヤクルトが大敗したこともあって試合が終了するや否やベンチ裏へと引き上げる始末です。

 このような態度を採り続ける特定の球団や首脳陣に何らペナルティーが科されないのです。誹謗中傷に近い暴言が飛び交うのは止むを得ないでしょう。

 死球を与えたことを「ナイスピッチング」と称えたことへの批判でしかないからです。

 

 高津監督がヤクルトの監督である限り、各球団との間に “新たな遺恨” が生まれることになるでしょう。

 木澤に続くヒットマンとして阪口をトレードで獲得し、山本や梅野雄吾もノーコンシュートピッチャーとしてヤクルトでの生き残りに賭けているからです。