4月7日のヤクルト戦でリードを2点差に広げられるタイムリーエラーをした佐藤輝明に対し、馬場敏史コーチが取材陣の前で不満をぶちまけています。
馬場コーチは阪神の番記者らに「源田を育てた」と持ち上げられていますが、当時の西武内野陣(中村剛也・源田・外崎・山川)は『エラー数が多いリーグ5位の守備力』だったのです。
「内野守備コーチは馬場敏史氏が適任なのか」との視点でコーチに対するシビアな査定をする必要もあるでしょう。
西武時代に “内野を守る大砲” の守備力は向上させていない馬場敏史コーチ
阪神の内野守備コーチに期待されているのは『サードを守る佐藤輝明の守備力向上』。馬場敏史氏に白羽の矢が立ちました。
ただ、馬場敏史氏は西武のコーチ時代に “内野を守る大砲” の守備力を向上させた実績はありません。佐藤輝に「中村剛也や山川穂高は打つだけじゃなかった」との指摘できていないことが全てでしょう。
その発言が持つ説得力は(内野を守る若い大砲にとって)強大ですし、マスコミが記事にするトピックにもなる内容だからです。
どの打球への準備を優先的に行うかのアドバイスをしてるのか
内野守備コーチが選手にアドバイスできることとしては「打球対処の優先順位付け」があります。
佐藤輝の場合は『(阪神投手陣の実力を故意に過小評価して)痛烈な打球がサード正面に来た場合』を最上位に据え、2番手以降の「三塁線・三遊間・ボテボテの打球」などは状況に応じた準備をする手法です。
テニスのサーブレシーブと似たアプローチですし、この部分は「コーチの力量」が如実に現れます。
7日のヤクルト戦での佐藤輝のエラーは捕球姿勢が「両足が揃って腰高」で、捕球に成功していたとしても褒められるものではありませんでした。
不味い捕球姿勢で起きたエラーを根性論で叱責することは素人でもできることです。「加治屋の代わりに(マスコミの前で)叱責」も “内野守備コーチ” がすることではありません。
本分を見失っているコーチは入れ替えを行う必要があると思います。