2023年シーズン開幕戦の阪神対 DeNA は「2022年シーズンに示された構図に変化が起きるか」が投打においての注目点になるでしょう。
昨年は DeNA の【青柳対策】が機能する一方で阪神打線は石田に手玉に取られていたことが理由です。
岡田監督が DeNA の【青柳対策】にどう反応するか
まずは DeNA の【青柳対策】です。
- バッテリー陣を除く野手は可能な限り左打者を起用
- 左打者の外角は「ほぼボール球」と見なして待球
- 球数を増やして降板を早め、宮崎やソトを使っての代打攻勢
2022年のシーズン後半戦で DeNA と対戦した時の青柳は「左打者のアウトコースへの投球が『外角のボールゾーン』まで流れてカウントを悪くして思うように試合を作ることができない投球内容」でした。
投球がストライクコースに留まるのであれば、DeNA の各打者も手を出さざるを得ません。
「投球メカニックの修正」や「捕手の構え方」など【対策の対策】は存在します。岡田監督がどの【対策の対策】を採るのかがポイントになるでしょう。
緩急を織り交ぜた投球で手玉に取られた石田を打ち崩せるか
2022年の阪神打線は左腕の石田にも苦戦。4試合の先発で防御率 1.11 に抑え込まれ、3勝を献上しています。
【緩急を織り交ぜた投球スタイル】に対して後手に回ることが多かったため、「狙い球をどうするのか」が打のポイントでしょう。
“矢野監督が率いた2022年の阪神打線” が手玉に取られ続けた石田を KO できれば、岡田監督の評価は必然的に高まります。昨年と同様に打線が沈黙すると手腕に疑問符が付くことは避けられないと思います。