サンスポが7月15日の巨人戦で回跨ぎをした桐敷を「岡田監督のチームマネジメントも助ける働きぶり」と絶賛しています。
チーム最多39試合目の登板となった阪神・桐敷がイニングまたぎの力投で先輩の〝休養日〟も確保し、岡田監督のチームマネジメントも助ける働きぶりで勝利に貢献した。
— 阪神情報@サンスポ (@sanspo_tigers) 2024年7月16日
阪神・桐敷拓馬、イニングまたぎで3奪三振無失点 先輩のリフレッシュにも貢献 - サンスポ https://t.co/PJTuG9erde
これは逆です。岡田監督を「投手を潰す起用方法をしている問題爺」と批判しなければならないほど中継ぎ陣は酷使による離脱者が相次いでいるからです。
2023年シーズン | ||
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投手 | 現状 | 備考 |
湯浅 | 抹消 | 4月上旬だけで7登板。右前腕痛で離脱し、翌24年も調子は上がらず |
石井 | 開幕セットアッパーから便利屋に格下げ。5月中旬に腰痛で離脱 | |
加治屋 | 再登録 | オールスター前と8月上旬に「1週間で5登板」の酷使で投球フォームを崩す |
岩貞 | 抹消 | 9月に疲労困憊で制球が定まらず。翌24年の2軍暮らしはおそらく左肘痛 |
浜地 | 抹消 | 不調のシーズンを送り、最後は右肩痛の状態で起用されてシーズンを一足先に終了 |
2024年シーズン | ||
投手 | 現状 | 備考 |
岡留 | 再登録 | 春季キャンプがピーク。開幕後は登板準備過多で出力と馬力は右肩下がり |
島本 | 抹消 | 昨年のフル稼働による疲労で球が走らず。制球力も本調子ではない |
漆原 | 抹消 | 開幕時から便利屋枠としてフル稼働。昨年の加治屋と同じ状態 |
昨年の岡田監督は「湯浅は戦力に入ってなかったよ」とマスコミの前で “弁明” していましたが、これは真っ赤な嘘。2023年4月上旬だけで7登板と『1軍戦力』としてフル稼働させていたからです。
また、“先発投手が相手打線に攻略されそうになった際に火消し役として投入が想定された中継ぎ陣” が(登板準備過多で)次々に離脱。
2024年シーズンに復活したのは石井と浜地の2投手だけ。
便利屋としてフル回転を強いられている石井は “質の良いストレート” で空振りを奪う頻度が徐々に低下していますし、浜地は2年連続とばっちりによる癇癪抹消でファーム調整中。ブルペン陣は火の車です。
岡田監督は「『投手を潰す酷使』は『投手を潰すリード』以前の問題である」と認識しなければなりません。
ただ、岡田監督は「『代打の準備で蓄積する疲労度』と『ブルペンで登板するための準備で蓄積する疲労度』には雲泥の差がある」と “認識していない” ので、中継ぎ陣に登板準備過多を強いている可能性があります。
岡田監督は「出し惜しみをして負けるのが1番悔いが残る」との価値観を全面に押し出して『マシンガン継投』を敢行しており、ブルペン陣から次の離脱者が発生することは時間の問題だと思います。